講義録

「地域を一つの病院に見立てる」川越正平氏(あおぞら診療所院長)これからの介護医療経営塾

皆さまこんにちは。堀田慎一です。

今月のこれからの介護医療経営塾では、
あおぞら診療所院長、川越正平氏にご登壇いただきました。
テーマは、「地域を一つの病院に見立てる」でした。

松戸市の在宅医療・介護連携支援センターの役割についてお話いただいています。今大事なことは、自らの診療所がどうか、という前に地域でいかに患者さんの診療を漏れなくこなすか、ということが重要となっています。地域の医療を守る、というところでしょうか。それらの具体策として松戸市で進められている内容について話していただきました。この実務的な内容は実際に医療経営をされている医師や医療機関経営者には好評のようです。

 

【講演トピック】
・赤ひげ先生への期待や医師の自己犠牲ではない
・生活の視点なしに慢性期の管理はできない
・入院中に把握している患者情報
・たんぱく質を現在より1日10g多く摂取する
・フレイルを予防するために★を3つ摂取する
・医療に「生活の視点」を取り戻す鍵が在宅医療
・生活の視点に基づくセルフマネジメント
・運動は認知症予防に有効か
・転倒・骨折の対応、予防はどのように行うか
・歯科治療はどのように判断するか
・本人家族のセルフマネジメント力強化が鍵
・認知症の1/3は予防可能(修正可能な9つの危険因子)
・誤嚥性肺炎を生じた要介護者に必要な対応
・病気を“生活機能障害”ととらえる
・肺炎対策の成否の8割は発症までに決している
・向精神薬の副作用に苦慮したケース
・医療と介護の統合
・介護支援専門員に情報が集まる
・平時からの医療機関との連携促進
・介護支援専門員が果たす“ハブ機能”
・疾病の軌道学
・現在進行形としてのAdvance Care Planning
・地域の共有資源としての在宅医療・介護連携支援センター
・かかりつけ医の在宅医療スタートアップの支援
・松戸市在宅医療・介護連携支援センター:活動の3つの柱
・在宅医掘り起こし作戦
・地域を一つの“バーチャル病院” ととらえる
・困難事例に対するアウトリーチ
・松戸市地域ケア会議の役割
・松戸市介護保険運営協議会
・行政と医師会の連動:介護保険運営協議会
・市民に働きかける“まちっこプロジェクト”
・Matsudo Child to Community Project
課題を早期に覚知して解決を図り暮らしやすいまちづくりを目指す
・在宅医療・介護連携支援センターが経験した8050問題の例
・第3次松戸市地域福祉計画が唱う理念
・庁内連携の推進事例紹介(滋賀県野洲市)
・日本国憲法第25条と生活保護法第1条

【サンプルムービー】

▼ご案内
次回のこれからの介護医療経営塾は、このような内容を予定しています。
http://g-msa.org/pub/nextevent-keieijuku
毎月先着3法人様のみ、見学を受け付けております。
下記よりパンフレットおよび見学会のご案内をお受け取りください

▼パンフレット請求および見学会のご案内はこちら
https://g-msa.org/pub/contact

※1 経営層の方のみ参加可能です。
※2 塾の見学は無料です。(無料見学は1回まで)
※3 宿泊先手配と宿泊費は参加者様にてお願いいたします。
※4 塾講師、塾会員に対する営業行為、迷惑行為などは固くお断りいたします。

【川越正平氏・講師略歴】
1991年東京医科歯科大学医学部卒。虎の門病院内科研修医を終了後、血液科医員として同院に勤務。1999年医師3名のグループ診療の形態で千葉県松戸市に在宅医療を中心とするあおぞら診療所を開設。2004年同院院長に就任し現在に至る。主な役職として、松戸市医師会在宅ケア・介護保険担当理事、松戸市介護保険運営協議会会長、東京医科歯科大学臨床教授、東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員、日本在宅医学会副代表理事。
http://aozora-clinic.or.jp/recruit/

▼川越先生の書籍はこちら▼
・在宅医療バイブル 家庭医療学,老年医学,緩和医療学の3領域からアプローチする
https://amzn.to/2sz8bYO

収録日:2019年2月16日

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