皆さまこんにちは。堀田慎一です。
今月のこれからの介護医療経営塾では、
ChoosingWisely代表の小泉俊三先生に講義いただきました。
Choosing Wisely=賢明な選択、という意味合いで、これまで医師の診断、処方などをそのまま受け入れることが半ば当たり前だった状況に一石を投じ、患者側が選択することの重要性について指摘がされた内容です。
(1)Choosing Wiselyキャンペーンの開始と展開:米国から欧州~アジアへ
(2)Choosing Wiselyキャンペーンのルーツ:「新ミレニアム医師憲章」とは
(3)わが国での展開と現況:Choosing Wisely Japanの発足と医療界の動き
(4)過剰医療と私たちの健康:21世紀の持続可能な社会の在り方を問う
上記の4章立てでまとめていただきました。
Choosing Wiselyは北米を中心としてここ10年ほどで世界に
拡がった考え方で、今後日本でもさらに注目を集めることでしょう。
【講演トピック】
- 悩めるプライマリ・ケア医「つい、検査や処方をしてしまいがち、、、」
- 「5つのリスト」 (“TOP FIVE LIST”)
- 「医師と患者の 対話を促進すること」
- Choosing Wiselyキャンペーンの基本原則
- Choosing Wisely 4つのアプローチ
- Choosing Wisely キャンペーンの国際的広がり
- 病院の過剰診療の中に飛び込む
- 新ミレニアムにおける医のプロフェッショナリズム:医師憲章
- できるだけ多くの人々に現代医療の恩恵を享受してほしい
- 過ぎたるは、猶お、及ばざるがごとし
- ジェネラリスト教育コンソーシアムの「5つのリスト」
- 「日常診療の中で学ぶプロフェッショナリズム」
- プロフェッショナリズムをどう見るか?
- プロフェッショナリズム強化のための戦略
- EBM(根拠に基づく医療臨床医の実践と「疫学 」とのドッキング
- 保健医療2035提言書(2015)
- Choosing Wiselyの具体例:薬剤1
- Choosing Wiselyの具体例:薬剤2
- Choosing Wiselyの具体例:画像,冠動脈形成術etc.
- CWJ-SCからのFive List 5つの提言
- 過剰医療に傾く心理について
- 私たちが目にしている21世紀の医療
- 超高齢社会と居住環境疾病構造の変化
- 高齢化:死亡時年齢の収斂
- 単一急性疾患の治療から高齢者のQOLを支えるケアの連携へ
- 国民生活の現状と医療の課題
- 社会・医療の変化とともに変わる人々の意識
- 人々の健康は何で決まるか?
- 世界的に見た過少医療のエビデンス
- Sustainable Development Goals
- 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」
- アスタナ宣言(2018)
- 米国内科学会High Value Care(高価値医療)
- 医療職と過剰医療
【サンプルムービー】
▼ご案内
次回のこれからの介護医療経営塾は、このような内容を予定しています。
http://g-msa.org/pub/nextevent-keieijuku
毎月先着3法人様のみ、見学を受け付けております。
下記よりパンフレットおよび見学会のご案内をお受け取りください。
▼パンフレット請求および見学会のご案内はこちら
https://g-msa.org/pub/contact
※1 経営層の方のみ参加可能です。
※2 塾の見学は無料です。(無料見学は1回まで)
※3 宿泊先手配と宿泊費は参加者様にてお願いいたします。
※4 塾講師、塾会員に対する営業行為、迷惑行為などは固くお断りいたします。
【小泉俊三氏・講師略歴】
Choosing Wiselyとは、「医療者と患者が、対話を通じて、科学的な裏づけ(エビデンス)があり、患者にとって真に必要で、かつ副作用の少ない医療(検査、治療、処置)の“賢明な選択”をめざす、国際的なキャンペーン活動」です。日本で Choosing Wiselyを推進するために、2016年10月に任意団体としてChoosing Wisely Japanが立ち上がりました。発起人は、医師、薬剤師、医学生、患者・市民など、多様な立場の12人です。6月度の経営塾では、会長の小泉俊三氏に登壇いただきます。小泉俊三氏は、七条診療所所長、日本プライマリ・ケア連合学会顧問、医療の質・安全学会 理事も務められています。
Choosing Wiselyの参考記事(家庭画報.comより)
https://www.kateigaho.com/migaku/33769/
Choosing Wisely Japan ホームページはこちら
https://choosingwisely.jp/
収録日:2019年6月22日
堀田の書籍はこちら
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